コロナウィルスとどう向き合うか

8月に入り、デビューライブから10日が過ぎた。
7/22-7/24の3日間のイベント出演の中でもメンバーは確実に何かを掴んで成長してくれた。
そんな7月下旬、東京の新規感染者数は連日1000人を超えていて、メンバーの健康リスクを考えて新しいイベント出演を入れられずにいた。
僕の中では3日間の出演でメンバーが感染していないことを祈りつつ、東京の1日の感染者が1000を割ったらイベント出演を再開する考えでいたが、8月に入り、東京の日毎の新規感染者は3000人を超えている。

どうしてこうなるかな、と恨めしい気持ちと歯痒い気持ちでいっぱいだ。

緊急事態宣言下でのオリンピック開催と、それに伴う自粛ムードの崩壊。
正直今イベント出演を続ける方針を出して、もしメンバーから感染者が出ても責められる風潮ではなくなってきていると思う。
実際多くのひとがそれを免罪符にし始めているし、そうやって再開させていかないと立ち行かなくなっている人が増えているのも事実だと思う。

みんなが叩きやすいものを叩いて、自分なりの免罪符をまとい始めている。
感染対策において責めを追うべき者や免罪符の有無はまったく本質的な解決ではないことを忘れ過ぎではないのかな、と僕は思う。
社会的風潮がどうであろうと、それが政府の愚策に起因していようと、コロナの健康、生命への危害が依然存在していて、前よりもリスクが高まっている本質的問題から目を背けるべきではない。

僕は愛するTSBのチームメイト自身が感染、重症化、死亡のリスクを負うことも嫌だし、僕や彼女たちが媒介になって誰かが苦しむかもしれないのも嫌だ。
コロナ以外に悪者を作って自分を正当化したくなるのも仕方がないが、この本質的な視点が抜けてしまっている人が増え過ぎているのは問題だと思う。

でもそこにはもう一つ対極的な問題がある。
プロデューサーとして、チームのリーダーとしての僕の選択が彼女たちのアイドルとしての限られた時間で歩みを進められる期間を短くしているというという問題だ。
本当にここ数日、常に葛藤している。
でもこのグループの方針からしても、感染リスクを高めてまでライブ会場の目の前の潜在ファンに固執する必要はない。これが僕の現状の結論だ。

あとは僕のポリシー
「やれることをやれるだけ」
に従って、メンバーを知ってもらうきっかけになるコンテンツを少しでも多く世の中に発信し続ける。

今はそれしかない。

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